ウェブサイト構築の注意点!開発運営するうえでもっとも重要なことは何か?
- 2021.04.12業務連絡
ウェブサイト構築の注意点!
開発運営するうえでもっとも重要なことは何か?
ウェブサイト構築で知っておきたい注意点とは?
「ウェブサイト構築」と一言で言うには意味が広いのですが、ここではウェブサーバー構築、ウェブページもしくはウェブアプリケーション開発をすべてまとめた総称としておきます。
ウェブシステムはウェブ上で動作するすべてのものが基本的に該当し、スマートフォンやPCなど端末を問わず利用できるサービスやシステムをすべて含みます。
これら現代になくてはならないシステムを開発するにあたり、広く共通する注意点は3点あります。
それが「サイバー攻撃などのセキュリティ」「管理者権限設定」「メンテナンスなどアフターケア」です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
・サイバー攻撃などのセキュリティ対策
環境は異なっても、ウェブシステムであればアプリケーションでもサイトでも構築されるのはウェブサーバー上です。
その根幹となるサーバーに対する攻撃がサイバー攻撃と言われるものです。
ありとあらゆるデータがサーバー内にありますが、この膨大なデータに危険が及ぶことはなんとしても避けなければなりません。
個人情報ももちろん含まれますので、プログラム面からもサーバー面からもセキュリティ対策は必須です。
プログラムのスキを突かれないように、また物理的なサイバー攻撃への対策と同時に心理的なサイバー攻撃の対策も必要となってきます。
組織の場合、スタッフの全員が高い意識を持つ必要があり、安易に違法ダウンロードサイトにアクセスしたり、勘違いしてメールの添付ファイルを開いたりURLにアクセスしたりしないことが重要です。
自宅からウイルス感染したUSBメモリを持ち込んで接続することのないよう、携わる全員のセキュリティ意識を高めてヒューマンエラーを極力減らすような対応が必要になります。
万が一のサイバー攻撃を防ぐために、セキュリティ管理者を置き、チーム単位で物理的なサイバー攻撃へ対策する必要があります。
・管理者権限設定
前項にも関係しますが、ウェブサイトの管理側とユーザー側のアクセス権設定は細かく行う必要があります。
管理者をなるべく絞る必要がありますが、不必要な権限は与えないことで、情報漏洩リスクの発生確率を下げることが可能です。
ユーザー側にも不必要なアクセス権は与えず、管理者ログインページでアクセス制限を敷いたり、二段階認証を行ったりすることは重要です。
システムとしては、不正ログインしてくるIPアドレスを自動遮断し、アラートや警告を組み込むなどの機械的な対応が良いでしょう。
管理者は複数いても良いですが、全員が同じレベルの知識を持つ人材の登用が大切です。
いない場合は育成も含め、システムだけでなく人員の配慮を怠らないようにしてください。
・メンテナンスなどアフターケア
ウェブシステムは開発すればそれで終わりではなく、メンテナンスも必要であり、何かあれば復旧対応も必要です。
こうしたアフターケアは最重要項目であり、前項のサイバー攻撃などへのセキュリティ対策も含め、常に最新の状態にアップデートしていく対応が欠かせません。
予期せぬトラブルの発生、悪意ある第三者から狙われたりするのは、OSやソフトウェアが古いバージョンのため、セキュリティの穴が存在する可能性が高いためです。
個人でも企業でも被害を受けるのは自身だけでなく、関係者や顧客など非常に広い範囲になります。
結果的に間接的な加害者にならないよう厳重に注意してください。
目先の労力やコストを惜しみ、利益や財産を失うようなことだけはしてはいけません。
サーバーのアップデートも含め、運営は長期的な計画が必要になります。

アイディアよりもセキュリティ
ウェブサイト構築で注意すべきなのは、セキュリティ対策です。
また、これは外部に対するセキュリティだけでなく、個人はもちろん、企業内、組織内におけるセキュリティも意味します。
結論からすれば、システムに携わる全員のITリテラシーの底上げが必要不可欠です。
昔のように完全なオフラインで業務を完結できる時代ではありません。
許可なく端末を持ち出したり、USBメモリを持ち込んだりすることのないよう、常に意識を高く持ちましょう。
トラブルは外部から持ち込まれるものだけとは限りません。
内側から大問題が起こらないよう、イントラネットの整備、使用ルールの設定、ソフトウェアとハードウェアの両面からセキュリティ対策を進めることが大切です。
おそらく多くの人がウェブサイト構築にとって重要なことと聞くと、メインはアイディアだと考えるでしょう。
もちろんアイディアも重要なのは当然ですが、それ以前の問題として、セキュリティ対策を含めた安全性が重要だという意識を持つことが大切です。
どんなに素晴らしいアイディアも、アプリケーションもソフトウェアもシステムも、完璧なプログラムは存在しません。
そのスキを突いてトラブルが侵入してくることを、大前提として意識の中に置いておかなければなりません。
運営側がセキュリティ対策を怠らず個人個人が心構えを持っていれば、開発したシステムやサービスは安心して使うことができます。
実は最も注意すべき点はそこにあるということを、あらためて認識することが大切です。